ITシステムを使ったソリューションというと千差万別ですが、
業務効率を上げる、生産性を上げる、という利点を挙げるものが多い気がします。
私自身、社内ポータルを改善するプロジェクトを提案する際、
「ポータルのユーザビリティを上げることで、従業員の皆さんがもっと効率良く情報を探し出せるようになる。」というような言い回しをよく使っています。
ただ、自己反省も含めて書きますと、効率を上げることって、本来追求すべきものではないと思います。
例えば工場でモノを作る際、工程を減らしても同じものが作れることには間違いなく価値があるわけですが、それは売れるアウトプット(製品)があることが前提なんですよね。
最新の機械を導入して効率を追求しても、全然売れない製品を作り続けることにはなんの価値もありません。
当たり前ですが。。
その考え方は、ホワイトカラーでも同じです。
情報を探す効率、文書を作る効率、分析する効率・・・と、効率を上げる余地のある業務は山ほどあるわけですが、効率を上げたところで求められているアウトプットを出せないのでは、効率なんてなんの意味も無いですよね。
だから、ITシステムは効率だけでなく、目的の達成までを支援できるような使い方をすることで、本当にビジネスに貢献できるものになります。
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