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2009年7月28日火曜日

謙虚と傲慢

以前にもブログに書いたのですが、弊社はさまざまなパートナー様と仕事をさせてもらっています。
SharePoint のパートナーは多種多様ですが、うちのビジネス領域は他とかぶらないので、領域が組みやすいです。
1社ではできないことも、各分野で強みを持っているところと連合軍を作ると、低コストで面白いことが色々できるんですよね。
この辺がベンチャーの面白さであり、強みでもあると思っています。

で、前置きはこれくらいにして、今日はパートナー様との協業に見る、「謙虚でいることの大切さ」の話です。
冒頭にはパートナー様とのビジネスの面白さをチラっと書いたものの、実際に仕事をしていくと、やりやすい/やりにくいというのは正直ありますし、逆にパートナー様から見て弊社側にもそういった印象があるはずです。
印象を左右するのは、態度とコミュニケーション力、ビジネス領域の線引きの明確さだと思っています。
会社というより、個人のパーソナリティに依る気がしなくもないのですが・・・多かれ少なかれ所属している組織の文化の影響もあるでしょう。
最初から高圧的な方、のらりくらりで話が進まない方、結局やりたいのかやりたくないのか結論が分からない方などなど、打ち合わせしていてもちょっとツライです。

やりやすいのは、自分たちに何ができて、何ができないのか、を明確に分かっていて、できることには誇りを持ち、できないことには「ぜひそこを手伝ってください」という方
個人的な印象としては、ベンチャーや中小企業に、そういう方が多い気がします。
ビジネス領域が特定されるので、特に「できないこと」が明確なんですよね。
ビジネス領域の線引きがしっかりできている者同士だと、お互いの畑をあらすこともなく、非常にスムーズに協業ができます。
そしてもう1点大事なのは、相手の畑に入って仕事をさせてもらうときには、相手のルールを守ること
つまり、謙虚でいることですね。

つい先日も、謙虚でいることの大切さを実感することがありました。
これまであまり付き合いの無かった企業のセミナーに、ゲストとして登壇させてもらったのですが、
プレゼンの資料をその企業のテンプレートで作ったところ、
非常に喜んでいただきました。
我々が主催のセミナーならともかく、ゲストとして機会をいただいている身としては配慮するのは当然のことだと思いますが、実際には自社のアピールに終始するところもあるそうです。
おかげで、その後のさらなる協業の話もさせていただいています。

謙虚でいることと大人しくしていることは違います。
ベンチャーなんだから、もっと自社をガンガン売り込む姿勢が大切なんじゃないの?という意見もあるのですが、それはその通りですし、自社のできることについてはしっかり主張するほうが、相手にも分かりやすくて次のビジネスになることも多いでしょう。
ただ、主張することが謙虚ではない、というわけではありません。
あくまで、自分たちのできないことについては、パートナー様に協力を依頼すること、逆にパートナー様からもらった機会についてはパートナー様に配慮して立ち振舞うことが大事だと思っています。
これを忘れてアグレッシブに行くのは、単なる傲慢です。

2009年6月26日金曜日

前向きな提案

先日あるパートナー様とお話していたときに印象に残った言葉。

「いま求められるのは、前向きな提案。セキュリティにしても、事故の防止だけではなくて、売上に貢献できるセキュリティ提案シナリオが必要」


セキュリティやコンプライアンスの強化は、企業にとってもある意味永遠の投資領域です。
ですが、どんなに強化したところで売上が伸びるわけでもなく、従業員が働きやすくなるわけでもないわけです。
当然顧客の信頼を得るという意味では効果はあるのでしょうが、関連性は曖昧です。
(自社のセキュリティの仕組みを公開している企業は少ないですし)

そういった既存の考えの中で、売上にも直接貢献できるセキュリティシナリオを提案するというのは、
面白い発想だと思いました。
実際そのパートナー企業では、ファイルを暗号化し、操作のログを記録できるソリューションを提供されているのですが、この適用範囲が企業をまたいだところまでカバーされているため、
これまで安全性がネックでできなかった特定領域での企業間コラボレーションを拡大できるんですよね。
暗号化製品ということでよくあるセキュリティ製品なのですが、
これをうまく活用することで、顧客にとって新しいビジネス機会を提供しているわけです。

すべてにおいて、こうした提案が最善というわけではないですが、
不況な時代だからこそ視点を変えてみるという姿勢は必要だと感じました。