2009年5月11日月曜日

ポータルのデザイン=インターフェイス

以前、社内サイトにもデザインは必要という投稿をしました。
それに追記。
というより、Web のデザインというと見た目のキレイさの事と捉えられることが多いので、そうではないです、という話です。

外部に公開する Web サイトには、見た目のキレイさは重要な要素です。
もちろんアクセシビリティや CTR を稼ぐための情報配置、見せ方などなど、考慮すべきポイントは多々あるのですが、やはりキレイ、クールなサイトは人を惹きつけるものがあります。

一方、社内の話ですが、イントラネット、ポータルの場合も、最低限こうしたキレイさはあったほうが良いものの、デザイン≒インターフェイスと捉えるべきです。
利用者と情報を結ぶインターフェイスが、イントラでありポータルです。
そう考えると、考慮すべきはキレイさではなく、情報分類に応じたアクセス手段、利用者に合わせた設計(ユーザビリティ)といった点になります。
→簡単に書いていますが、前提となる情報分類が大変です。
ですが、この作業は、IT ツール活用のみならず、業務プロセスの最適化やコストの削減などにもつながる重要な作業です。
分類ができれば、各々にどのようなアクセス手段を提供するのかを計画し、それがインターフェイスのもとになります。

アプリケーションも同じですが、インターフェイスはなにも効率良く簡単に使えることが最適ではありません。
インターフェイスは、利用者の“ふるまい”を制限できるので、情報の分類ごとに考えなければいけません。
機密性の高い情報に、簡単にアクセスできるように設計してはならないのです。
反面、皆が知るべき情報、業務に必要な情報には、簡単に分かりやすくアクセスできるように設計する必要があります。

単なるデザインではなく、インターフェイスの設計と捉えていただくだけでも、イントラネットやポータルの画面設計は大きく変わってくると思います。

参考:フィッツの法則
目標にたどり着くまでの時間は、目標の大きさと、目標までの距離によって決まる」
http://design.clsmark.com/?eid=206880

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